2012年11月30日
各種依存症者から回復するためには、精神科医療機関において適切に治療を行うとともに、医療機関、行政、自助団体、依存症者の家族等が協働して支援を行うことが重要ですが、依存症の治療を行う医療機関が少ないことや、治療を行っている医療機関の情報が乏しいこと、依存症に関する効果的な治療方法が見つかっていないことなど、依存症者が適切な治療を受けられていない現状にあります。このため、厚生労働省ではこれまでの依存症に対する取組や調査・研究結果等を踏まえつつ、依存症者に対する医療及び回復支援に関する検討を行うこととなりました。
2012年11月22日
衆議院が解散されたため、「労働安全衛生法の一部を改正する法律案」は廃案となった旨の説明がありました。「第12次労働災害防止計画の骨子(案)の修正案」について、検討がなされました。
2012年11月20日
厚生労働省は、有期、短時間、派遣など、いわゆる「非正規雇用」の多様性を踏まえつつ、共通する課題に総合的に対応し、一人ひとりの労働者が希望する社会全体にとって望ましい働き方を実現する観点から、雇用の安定や、公正な待遇の確保に必要な施策の在り方を示し、非正規雇用問題に横断的に取り組むため、「望ましい働き方ビジョン」を取りまとめました。
2012年11月14日
「資料2 第12次労働災害防止計画骨子の修正案について」にて、修正前と修正後案の比較が、表としてまとめられています。
2012年11月07日
キャリア支援企業表彰2012 ~人を育て・人が育つ企業表彰~(厚生労働大臣表彰に10社決定)
厚生労働省はこのほど、従業員の主体的なキャリア形成を積極的に支援している10社を、「キャリア支援企業表彰2012 ~人を育て・人が育つ企業表彰~」の厚生労働大臣表彰に決定しましたので、お知らせします。
職業生涯の長期化、産業構造の変化などを背景に、働く人が自らの能力を高め、希望するキャリア(職業経歴・働き方)を形成していくことがますます重要となっています。こうしたことから、厚生労働省では今年度、従業員のキャリア形成を積極的に支援して他の模範となる企業をたたえ、その取り組みを広く周知・普及させることを目的として、新たな表彰制度を創設しました。
第1回となる2012年度は、全国85の企業などから応募があり、有識者などによる審査委員会での審査の結果、以下の企業を選定しました。
2012年10月29日
「第12次労働災害防止計画の目標設定について(修正案)」において、「7.メンタルヘルス対策」として、「平成29年までに労働者及び管理監督者への教育研修・情報提供を行っている事業場の割合を、それぞれ50%以上とする」と修正する案などが示されています。
2012年10月26日
厚生労働省では、毎年テーマを変えて、労働安全衛生に関する調査を実施しています。
「結果の概要」は下記の通りです。
・メンタルヘルスケアの取組状況
メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所の割合は43.6%[19年調査33.6%]となっており、事業所規模が大きくなるほど高く、300人以上の規模で90%を超えており、その取組内容(複数回答)は、「労働者への教育研修・情報提供」が43.8%と最も多く、次いで「管理監督者への教育研修・情報提供」(42.8%)、「社内のメンタルヘルスケア専用窓口の設置」(37.0%)となっています(第16表)。
・メンタルヘルス不調により休業・退職した労働者の状況
過去1年間にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業又は退職した労働者がいる事業所の割合は9.0%[22年調査7.3%]となっている。そのうち、職場復帰した労働者がいる事業所の割合は53.8%となっています(第11表)。
2012年10月01日
職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けたポータルサイト「あかるい職場応援団」をオープンしました
厚生労働省は、職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けたポータルサイト「みんなでなくそう!職場のパワーハラスメント あかるい職場応援団」を開設しました。これは、今年3月15日に「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」が発表した「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言」をもとに、予防・解決への社会的気運を醸成するための周知・広報ツールの一つとして開設したものです。
ポータルサイトではパワーハラスメントの概念や、職場での取り組みの必要性について説明しています。また、パワーハラスメント対策に取り組んでいる企業の紹介や、部下への厳しい注意指導などが裁判ではどう扱われるかといった裁判例の解説なども掲載していきます。
2012年09月14日
「平成24年版労働経済の分析」を公表~分厚い中間層の復活に向けた課題~
厚生労働省は、「平成24年版労働経済の分析」(通称「労働経済白書」)を報告しましたので、公表します。
平成24年版は、「分厚い中間層の復活に向けた課題」と題し、自ら働いて人間らしい生活を営むことができる「分厚い中間層」の復活が、日本経済の需要面では所得増、消費増を通じた需要不足の解消に、供給面では経済社会、社会保障を支える基盤強化につながるという観点から分析しています。白書は3章構成で、それぞれ次の内容を中心に分析しています。
第1章「労働経済の推移と特徴」:震災や円高による雇用・労働面への影響
第2章「貧困・格差の現状と分厚い中間層の復活に向けた課題」:非正規雇用者の増加などが消費をはじめとする需要に与える影響
第3章「就労促進に向けた労働市場の需給面及び質面の課題」:就業率の向上や生産性を高めるための能力開発などの課題
2012年09月10日
第12次労働災害防止計画骨子(案)において、「メンタルヘルス対策」として、「平成29年(2017年)までに労働者への教育研修・情報提供を徹底するとともに、平成29年(2017年)までに労働者数50人以上の規模の事業場で、職場復帰における支援に取り組んでいる事業場の割合を、50%以上とする」案などが示されています。