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第8回 メンタルヘルスの4つのケアってなんだろう?
ある日のお昼休み、一緒にお昼を食べましょうと、ぴょん子がうさ美を誘いにやってきました。うさ美に聞きたいことがあるようです。
うさ美先輩、私「メンタルヘルス対策」のこと、ちゃんと勉強しようと思うんです。それで、とりあえずインターネットで「メンタルヘルス対策」を検索してみたら情報が多すぎて、何から手をつけていいか分からなくなっちゃって・・・
まぁ、素敵。そうね。それなら、まず「4つのケア」についてお勉強するのがお勧めよ。
「4つのケア」?
そう。厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」の中で示されているメンタルヘルスケアのことなの。例えば今、ぴょん子さんに「さぁ、メンタルヘルス対策を始めましょう!」・・・といっても、どうしていいのか悩んでしまうわよね。
悩みます。悩んじゃいます。
そこで、メンタルヘルス対策を効果的に進めるために必要なケアを4つの種類に分けて教えてくれているの。それが次の4つよ。
1、「セルフケア」は、私たちが自分自身で行うことのできるケア。働く人が自らのストレスに気付き、予防対処し、また事業者はそれを支援すること。
2、「ラインによるケア」は、管理監督者が行うケア。日頃の職場環境の把握と改善、部下の相談対応を行うことなど。
3、「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」は、企業の産業医、保健師や人事労務管理スタッフが行うケア。労働者や管理監督者等の支援や、具体的なメンタルヘルス対策の企画立案を行うことなど。
4、「事業場外資源によるケア」は、会社以外の専門的な機関や専門家を活用し、
その支援を受けること。
なるほど~。誰がどんなことをすればいいのか、具体的に教えてくれているんですね。これならイメージが湧きます。よーし、まずは「4つのケア」から勉強ですね。うさ美先輩、ありがとうございます。
うふふ、どういたしまして。ぴょん子さんの成長に、期待しているわよ~。
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