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第7回 「傾聴」ってなに?
ある日のお昼休み。うさやま課長とうさ美が楽しそうにお弁当を食べています。どうやら、うさやま課長にとっても嬉しいことがあったようです。
うさ美くん、今までなかなか心を開いてくれないなぁと思っていた部下が、最近いろいろ話をしてくれるようになったんだよ。とっても嬉しくてね、これも「傾聴」のおかげかな。
まぁ、それは嬉しいですね。「傾聴」は、相手と誠実に向き合って、相手のこころを受け止めることです。お二人の間に、信頼関係が築かれているのですね。
いやぁ、まだまだ未熟だけれどね。でも「聴く」ことの大切さは痛感したよ。
・「聞く」は、音が自然に耳に入ってくるような状態
・「訊く」は、自分の関心ごとを相手に質問して引き出すこと
・「聴く」は、相手の関心ごとに注意を払いながらきくこと
みんな自分の話を「聴いて」欲しいんだよね。
ええ、その通りです。「人の話を聴く」には、自分の価値観を外して、相手の話や気持ちをありのまま受け入れて、共感し、相手の価値観でそのまま話をきくことが大切なんです。つまり、相手の伝えたいことを聴くのですね。
うんうん。結論を急がずに、しっかりと耳を傾けるということだね。肝に銘じておくよ。わかっているつもりでも、つい「でも」「しかし」「私の若いころは・・・」 と言ってしまいそうになることがあるからね。これじゃ、話したいことも話せなくなってしまう。・・・なんて、実は私も、傾聴法を学ぶまではそう言っていたんだよなぁ。反省、反省。
うふふ。それに、相手のこころは言葉だけではなくて、表情や仕草、さりげない動作や息づかいにもあらわれます。相手を大切に、気を配って聴くことが必要ですね。
そうだね。これからも聴くという漢字のように、十分に「耳」と「目」と「心」 を使って傾聴するように心がけるよ。
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