厚生労働省委託事業「働く人のメンタルヘルスポータルサイト『こころの耳』」では、「うつ病」に関する情報を提供しています。
「うつ病」とは
精神活動が低下し、抑うつ気分、興味や関心の欠如、不安・焦燥、精神運動の制止あるいは激越、食欲低下、不眠などが生じ、生活上の著しい苦痛や機能障害を引き起こす精神疾患です。診断としては、ICD-10(国際疾病分類第10回修正)やDSM-?(米国精神医学会)といった診断基準により、症状のそろった状態像を操作的に診断することが一般的です。
治療としては、「休養」「薬物療法」「精神療法」を組み合わせます。最近では、生物学的な観点からの研究も多く、薬物療法はセロトニンやノルアドレナリンといった脳内神経伝達物質の働きの促進を目的とした抗うつ剤が開発され、現在の治療の主流となっています。精神療法としては認知行動療法が有効とされています。その他、経頭蓋磁気刺激法、断眠療法、光療法、電気けいれん療法などがあります。
こころの耳における「うつ病」に関する役立つコンテンツ
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- [ご家族にできること] こころの病気への基本的な対応を理解する
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