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第3回「ストレス」が続くとどうなるの?
前回「ストレス」について説明したぴょん太ですが、今日はその続きについて、「事業場内メンタルヘルス推進担当者」の先輩社員のうさ美と話し合っているようです。
うさ美先輩お疲れさまです。実はこの前「ストレス」について聞かれて、風船に例えて説明したんです。それで、もしもストレスが加わり続けたらどうなるか、ということについては、どう説明したらいいのかなぁと思って。
そうねぇ。ストレスが加わり続けたら、やっぱり心や体に異常が出たり、病気になってしまう可能性も高くなるわよね。もちろん、ストレスがかかったからといって、すぐに病気になってしまうわけではないわよ。
そうですよね。ストレスの経過には「3つの段階」があると言われていますよね。
そうね。まず最初が「警告期」。
なんだか体調が悪いなぁ、疲れたなぁ、って。感じる時期ね。
この時期はストレスを受けている自覚があまりなくても、やたらと肩が凝ったり、イライラしたり、体の方から密かにサインが出始めているのよ。
それだったら僕もあるかも知れないなぁ。疲れてくると、集中力がなくなって、やけにミスが多くなったりする時もありますよね。
次の段階が「抵抗期」。
ストレスに対して、反発や抵抗をする時期よ。ストレッサーと抵抗力がうまくバランスを取ってしまって、表面的にはストレスがなくなったように見えることもあるの。でも、実際はストレスに負けないように、相当な無理をしてしまっている時期なのよ。
元気になったと勘違いしちゃいそうだけど、本当はとても辛い時期ということですよね。
そうよ。個人差もあるけど、実際はいつ本格的な病気になってもおかしくない時期とも言えるの。それでも我慢してしまうと、疲れ切ってしまい、自分の力ではどうにもならない状態になってしまう。
それが「疲はい期」よ。専門家による治療が必要な段階ね。
ストレスをついつい軽く考えてしまいがちな人が多いかもしれないけれど、気づかないと大変なことになってしまうんですよね。ストレスについて説明するには、この3つの段階について、しっかりと伝えることが大事ですね。
そうね。普段から上手にストレスへ対処することの大切さを伝えなくてはいけないし、何より、自分の抱えているストレスに気づいてもらうことも大事よね。ぴょん太くんこそ、ついつい頑張りすぎて無理しちゃってるんじゃないの?
そうですよね。自分がどんなストレスを抱えていて、どんな状態か。僕もちゃんと考えなくちゃなぁ。心の風船の状態に、自分でちゃんと気づくことが大切なんですね。
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