2019年2月22日(大阪)、27日(東京)にて開催された平成30年度「職場のメンタルヘルスシンポジウム~ワーク・エンゲイジメントに注目した職場と個人の活性化~(※)」の動画一覧です。
下記画面をクリックしていただくと、厚生労働省Youtubeを通じて閲覧できます。
※厚生労働省委託事業「平成30年度職場のメンタルヘルスシンポジウム事業」にて実施
内容
本シンポジウムは、テーマを「ワーク・エンゲイジメントに注目した職場と個人の活性化」とし、事業場におけるメンタルヘルス対策が職場や個人に与える効果についての基調講演のほか、企業の担当者をお迎えし、取組事例の紹介やパネルディスカッションなどを行いました。
(参考)ワーク・エンゲイジメント:労働者の心の健康度を示す概念のひとつで、仕事に対して「熱意」「没頭」「活力」の三つが揃って充実している心理状態のこと。
動画一覧
基調講演
「健康でいきいきと働くために:ワーク・エンゲイジメントに注目した職場と個人の活性化」 島津 明人 氏
(北里大学 一般教育部人間科学教育センター 教授)
[56分18秒]
職場全体の活性化の方法として、ストレスチェックの集団分析を活用した参加型ワークショップや、お互いを尊重しあう職場を作るための“CREWプログラム”について紹介しています。また、個人の活性化の方法として、仕事にやりがいを見出していく“ジョブ・クラフティング”の取組例や、仕事以外の過ごし方(余暇、気晴らし)のポイントなどについて紹介しています。
メンタルヘルス対策企業からの実践報告(大阪会場)
①ダイハツ工業株式会社 春藤 行敏 氏
(安全・健康推進室 メンタルサポートチーム 臨床心理士)
[18分12秒]
大企業での取組事例です。臨床心理士を採用し、ストレスチェックの取組みを開始してから休業者数は減少傾向となっており、ダイハツ独自のストレスチェックの具体的な取組み内容について紹介しています。
②社会福祉法人児童養護施設 合掌苑 田口 直幸 氏
(臨床心理士)
[22分14秒]
職員30名の児童養護施設での取組事例です。ストレス調査・組織分析、職員研修、施設長との個人面談を行った取組みについて紹介しています。
メンタルヘルス対策企業からの実践報告(東京会場)
③東海旅客鉄道株式会社 森脇 正弘 氏
(健康管理センター 臨床心理士)
[23分58秒]
分散事業場をもつ企業での実践報告です。各事業場に健康推進担当者を選任し、健康管理センターや人事部と連携しながら取組みを行い、良好事例を収集し水平展開をする、といった取組みの具体的な流れについて紹介しています。
④アクロクエストテクノロジー株式会社 斎藤 隆太朗 氏
(組織価値経営部 プロセス・コンサルタント)
[19分41秒]
社員数80名の会社の事例です。新人から社長まで参加して会社の方針を議論する“全社員会議”や、給与を全社員の360度査定で決める“Happy査定360”など、何でも話し合える土壌を作った上でいきいきと働くための様々な取組みについて紹介しています。
⑤株式会社旬菜デリ 草間 正美 氏
(昭島事務所 管理部)
[20分57秒]
4つの会社が合併したことによる変化に伴いメンタルヘルス不調者が出始めたこと、ストレスチェック制度が始まったことをきっかけに、メンタルヘルス対策を始めた会社の事例です。メンタルヘルスへの意識と関心を持ってもらうための取組みについて紹介しています。
パネルディスカッション
「いきいきとした職場づくりに向けて」(大阪会場) コーディネーター:島津 明人 氏
パネリスト:実践報告企業(2社)
[39分12秒]
「いきいきとした職場づくりに向けて」(東京会場) コーディネーター:島津 明人 氏
パネリスト: 実践報告企業(3社)
[42分56秒]
「いきいきとした職場づくりに向けて」(大阪会場)
⚫︎メンタルヘルスに関する活動をしているなかで苦労しているところは?
⚫︎経営層を巻き込んでいくための工夫は?
⚫︎職場外資源との連携のポイントは?
⚫︎ストレスチェック以外の職場の見立て・評価の仕方は?
⚫︎ストレスチェックの悪い結果にばかり注意が向かないようにする工夫は?
「いきいきとした職場づくりに向けて」(東京会場)
⚫︎メンタルヘルスに対する関心の低い職場へのアプローチの工夫は?
⚫︎ストレスチェックを多言語で実施する際の留意点は?
⚫︎ストレスチェック結果を活用した職場環境改善で、管理職主導型か従業員参加型かの使い分けは?
⚫︎いきいきとした職場作りにおいて、経営層とほかの従業員で認識やベクトルが違うときの工夫は?