マタニティハラスメントを略したもので、妊娠・出産・育児に関して、労働者が職場で受ける不当な取扱い(降格、解雇、雇い止め等)や嫌がらせを受け、就業環境を害されることをいいます。対象となるのは、妊娠・出産した女性労働者と、育児休業等を申出・取得した男女労働者です。育児介護に関してマタハラに該当する行為には、出産や育児に関する制度の利用を阻害する「制度等の利用への嫌がらせ型」と、妊娠・出産したこと自体を揶揄するような言動全般による「状態への嫌がらせ型」があります。男女雇用機会均等法と育児・介護休業法により事業者にその対策が義務付けられています。