躁状態とうつ状態を繰り返す精神疾患です。躁状態の程度により大まかに双極Ⅰ型(顕著な躁状態が出現)、双極Ⅱ型(軽躁状態が出現)に分類されます。いずれも気分が高揚し開放的で、頭の回転が良くなった感覚を覚え、思い立つと行動に移すのも早いなどの特徴があります。睡眠欲求が減少(寝てる時間が惜しい、寝なくても疲れない)するのも特徴的です。職場では、軽躁状態では仕事の生産性が高まることがありますが、顕著な躁状態では、自尊心も肥大し、周囲と激しい口論をするなどトラブルを起こし、かえって仕事の生産性が落ちます。この時期は乱費、性的逸脱行為も増えやすいです。躁状態のあとのうつ状態では自殺のリスクが高いため、積極的に専門家の治療を受けるべきです。
【さらに詳しく】国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所「こころの情報サイト」
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