職場の快適度チェック

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疲労やストレスを感じることが少ない快適な職場環境の形成を促進するため、平成4年に快適職場指針が公表されて以来、多くの事業場で作業環境、作業方法、疲労回復支援施設等のハード面での改善が推進されてきました。

しかしながら、職場のハード面がいかに快適であっても、職場の人間関係、処遇、労働負荷等の心理的・制度的側面、いわばソフト面について働く方々が強いストレスを感じる職場は、快適な職場とはいえません。疲労やストレスを感じることの少ない職場づくりのためには、ハード面のみならず、ソフト面での対策が求められています。

職場環境におけるソフト面の現状を的確に把握し、その上で問題点を発見し、具体的な職場全体の取り組みに役立てることのできるツールが「職場の快適度チェック」です。

「職場の快適度チェック」は、厚生労働省委託事業として中央労働災害防止協会が作成した「快適職場調査(ソフト面)」及び「職場のソフト面の快適化の手引き」等に基づき制作されています。

概要

快適職場調査はソフト面における職場の現状を的確に把握し、その上で問題点を発見し、具体的な職場全体の取り組みに役立てるためものです。職場のソフト面を、事業所側(人事・労務担当者、ライン管理者など)と従業員側の両方の側面からチェックします。

管理者用のチェックシートI(事業所用)、チェックシートII(従業員用)の2つのチェックシートを比 較し、管理者と従業員の意識の違いを比較・検討することにより、働きやすい職場づくりに向けたソフト面 の課題を把握し職場の改善ができるようになっています。1キャリア形成・人材育成、2人間関係、3仕事 の裁量性、4処遇、5社会とのつながり、6休暇・福利厚生、7労働負荷の7つの領域と総合評価によって、 職場のソフト面をチェックします。

事業所側
快適職場調査
領域1 キャリア形成・人材育成
領域2 人間関係
領域3 仕事の裁量性
領域4 処遇
領域5 社会とのつながり快適職場調査
領域6 休暇・福利厚生
領域7 労働負荷
従業員側

実施方法

職場の快適度チェックはソフト面における職場の現状を的確に把握し、その上で問題点を発見し、具体的な職場全体の取り組みに役立てるための調査票である。その内容及び使用方法は資料のとおりである。

ア 職場の快適度チェックの実施
職場の快適度チェックを実施する職場(部門等)を決定し、 当該職場の管理者及び従業員の了解を得るとともに、 調査の主旨、目的、内容等を説明し、必要に応じて事 前の現状調査を行い、現場の管理者と従業員双方の納 得を得たうえで調査を実施する。

イ 集計結果の評価・分析
調査票回収後、各領域及び全体の平均値を集計する。分析の括りとしては、全社、事業所別、部署別等 の組織単位と属性別等が考えられる。集計結果は、平均値、管理者と従業員の意識差、従業員側の平均値の バランスの面からの評価・解釈を行う。なお、結果の解釈は各事業所の事情により異なるものであり、その職場の部署、年齢、職種、就業形態、性別などごとに結果を検討して職場の問題点に気づき、正しく状況を把握することが重要である。

ウ 評価・分析結果の報告等
評価・分析結果は、衛生委員会(安全衛生委員会) に報告し承認を得た後、調査対象となった従業員に迅速にフィードバックする。これを的確に行わないと、 従業員は不信感を抱き、不満を惹起させることにも繋がる可能性がある。従業員はこの調査が現状改善に供されるものと捉え、これによる何らかの変化を期待していることから、結果をできるだけスピーディに従業員にフィードバックすることで現状とその問題点を明らかにし、対象組織全体で結果の共有を図るべきである。なお、評価・分析結果はそれに対する改善策を一体としてフィードバックする手順も考えられる。

快適職場調査結果例の図 職場の快適度チェック結果例(プロフィール)

基本的な手順の図

留意事項

職場の快適度チェックの実施に当たっては、以下のような留意事項を守って使用してください。

(1)調査対象者の匿名性、個人情報の保護を確保すること
調査の実施に当たっては、匿名性を確保することが不可欠であり、チェックシートの回収方法についても匿名性を確保する配慮が必要です。

(2)調査結果を、人事考課等目的外に使用しないこと
この調査は、あくまでも管理・監督者と従業員が協力して、働きやすい職場づくりを進めるための資料を得ることを目的として行うものであり、人事考課等他の目的に使用しないでください。

(3)調査結果を、当該職場の管理者の評価に使用しないこと

(4)調査結果を、労組交渉の場で使用しないこと
調査の実施にあたっては、労使で合意を得るようにします。

(5)調査の実施等基本的事項について、事前に衛生委員会(安全衛生委員会)の承認を得ること
実施上の細目については、事前に衛生委員会(安全衛生委員会)等で十分審議するようにします。

(6)不適切な目的で、調査実施職場を決定しないこと。調査実施職場の決定にあたっては、当該職場の管理者、従業員の自主的了解と参加を得ること
調査は、集計結果による評価事業所全体を対象として実施することが望ましいのですが、全体を対象とすることができない場合は、複数の部署を対象にすることとし、特定の目的を持って単一の部署を調査対象とすることがないようにします。

(7)匿名性を確保するため一定以上の調査対象人数を確保すること

(8)労使関係が不安定な時等、不適切な時には行わないこと

職場改善事例一覧

快適職場調査(ソフト面)を活用したソフト面の快適化の実際の取組み方法やその課題等について行いました調査研究、並びに取り組んだ事業者の事例をご紹介しています。

職場改善事例一覧

自動診断ツールについて

インターネットからの利用が可能な事業所向けのツールです。
従業員の方がインターネット上に直接回答したデータが、自動で集計されます。
社内管理担当者は、インターネット上の集計結果画面にて、確認することができます。
利用を希望される企業の担当者は、以下よりご利用の申請手続きを行ってください。

※事業所(ライン管理者)が1名以上かつ従業員が10名以上回答しないと、集計結果を表示することができません。

職場の快適度チェック 利用申請

ダウンロード型ツールについて

インターネットへの接続環境がない事業所でも利用可能な「職場の快適度チェックシート」を用意しています。
従業員の方によって記入されたシートの回答データは、社内管理担当者による手動入力、またはCSVファイルの読み込み等により、集計することが可能です。
以下よりダウンロードしてご利用ください。

「職場の快適度チェックシート」のダウンロード

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