依頼2

「極端な思考」編

余裕がないときこそ、自分の考え方のクセや傾向にあわせた対策が必要

chatこの依頼について

頑張っているのに職場での評価が低い、そう感じることってありますよね。仕事を人一倍頑張る努力家で家庭も円満な今回の依頼人には、思い当たる原因もなく困惑していました。どうやら解決の糸口は、依頼者が無意識に行ってしまう「クセ」にあるようです。セルフケア探偵が解き明かした原因とは?

description今回のまとめ

今回の依頼者は

仕事は人一倍頑張っているのに周囲の評価が低い気がする

原因は?

ちょっとダメなら全部ダメ、という完璧主義の考え方

highlightチェックポイント
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自分の考え方やクセを把握しておこう

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余裕がないときこそ、偏った考え方にならないことが大切

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物事を客観的に把握することが難しいときは、親しい人の力を借りよう

自分の「考え方のクセ」を知ろう

5つの「考え方のクセ」の特徴を紹介します。特徴に書かれたそれぞれの例を参考に、自分自身の「考え方のクセ」(傾向の強いクセ)がないかをチェックしてみましょう。

クセ1

「全か無か」思考(完璧主義)

物事を「白か黒か」「成功か失敗か」の両極端に 分けて考えてしまうタイプ。わずかなミスでも完全 に失敗と考えてしまうことがある。

アドバイス

「できなかったこと」ではなく「できていること」に目を向けて、0〜100点で評価してみましょう。
あなたの良いところが見えてきますよ。

クセ2

過度の「一般化」

否定的なことがあると「いつもこうだ」と一般化してしまうタイプ。一つの出来事にこだわって、自分を責めたり他人への怒りを増長させることがある。

アドバイス

「本当に毎回そうだろうか」と自分に問い直してみましょう。そうでないときを発見できれば、少し、気持ちが落ち着くでしょう。

クセ3

心の読み過ぎ(先読み)

明確な根拠もないのに、否定的・悲観的な結論を出しがちなタイプ。そうと決まった訳でもないのに、相手の心を悪い方に憶測したり、不安に陥ったりすることがある。

アドバイス

悪いほうへ考えが行きそうになったら「本当にそうだろうか」と問い直しましょう。無用な憶測をやめれば、ずいぶんと気持ちが楽になることでしょう。

クセ4

「すべき」思考

自分の基準でしか行動できず、うまく行かないと罪の意識を持ったり、相手に腹を立ててしまうタイプ。考え方に柔軟性がなく、自分や他人を「〇〇すべき」と批判してしまうことがある。

アドバイス

否定的に断定せず「〇〇であればよい」程度の言い方に変えてみましょう。自分にも他人にも寛容になり心に余裕が生まれるでしょう。

クセ5

「マイナス化」思考

自分の行動がマイナスに見え、努力や成果も認められないと感じてしまうタイプ。物事の良い面を無視したり軽視してしまうことがある。

アドバイス

良いものは良いものとして素直に受け取るよう心がけましょう。自分を肯定的に捉えることで、喜びも増すことでしょう。

一人で抱え込まないようにしよう

「相談しても解決しない」「相手に迷惑がかかる」などの理由から、相談をためらう人は少なくありませんが、つらいときは無理をせずに、上司、同僚、友人、家族、産業医など、話を聴いてもらえる人に相談することが大切です。
実際に相談したことにより不安、悩み、ストレスが「解消された」とする方が3割、「解消されなかったが、気が楽になった」とする方が実に6割にも上ります。普段から話を聴いてくれる人をつくっておきましょう。

highlightPOINT
話を聴いてもらうことによる効果

話を聴いてもらうことで、以下のような効果からカタルシス(感情の浄化)が得られます。

  • 親しみ・安心感が高まる
  • 気持ちがスッキリする
  • 自分のことが分かる

出典

  • すぐに実践シリーズ ストレスと上手につきあう (中央労働災害防止協会)
  • ストレスに強くなる こころのスキルアップ (中央労働災害防止協会)

エピソード一覧

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