午後6時の鉄の掟
食はバロメーター
食べることが好きです。私の中でご飯は元気を測るバロメーターになっていて、朝昼晩、健康にご飯を食べられていることが大切。それでこそ、いろんなことが頑張れるのだと思います。
ディナーは極力、6時スタート。8時以降に食べると逆に朝まったくお腹が空かず、それは私にとってイエローサインなんです。稽古場で長時間拘束される時は、6時〜8時の間のどこかで隙をみてご飯を食べますね。生活は続いていくものですし、長い目でみて体調を維持するためにこのスタンスを貫いています。
好物は梅ゼリーで、よく食べます。梅はすごく栄養があるし、酷使した喉を冷やすには、ゼリーがピッタリ。あとゼリーって消化にいいイメージがあるので、夜中に小腹が空いたときに固形物食べるよりも罪悪感が少ないんです(笑)。
私にとって食はリフレッシュ方法でもあり、気持ちよく仕事をするために欠かせない健康活動でもあるんです。
笑顔広げる!食スタグラム
インスタは美食限定
インスタグラム(instagram)に載せる写真は、食べ物オンリーです。インスタグラムを始めるにあたって、皆さんにより楽しい情報を提供したいと思った時に、「食」しか浮かばなくて(笑)。食べることが何より好きな私が一市民として“実際に食べた本当においしいもの”だけをシェアすることに決めています!インスタは、おいしい物に出会わなければ更新しません。タイアップなし(笑)!特に舞台の公演中は、色々な差し入れをいただき、美味しいものに出会えます。イチオシのエッグタルトとの出会いも、差し入れでいただいたことがきっかけです。初めて食べたときは、あまりの美味しさに衝撃を受けました。食いしん坊な私は、そんな時に本当にこの仕事していてよかったなと思ってしまいます(笑)。
美味しいもののシェアは、必ずや誰かの明日の笑顔に繋がると信じています!
支えてくれる人
姉と1日4回電話
一番頼りにしている人は、3歳上の姉です。
私にないものを持っていて、足りないところを補ってくれる。姉であり、親友であり、母であり、父であり、兄でありみたいな。幼い頃海外で数年過ごした経験があって、お互いが唯一の友達だった時期もありました。そんな体験を共有していることもあって、一般的な兄弟姉妹より結びつきが強いのかもしれません。
姉とは、悩みがなくても1日に4回程電話します。気がつけば1時間たってたりします(笑)。それが気分転換になっているんです。あと姉に何かを話すことで、一人では気付けなかったことや、新しく沸き上がる感情に気付くこともあります。
親しい人と話すことは自分に違う観点を与えてくれますし、とても良いリフレッシュ方法だと思います。
その先にある幸せ
「スルーしない」から得られること
仕事は、夜寝て朝起きたら回復できているくらいのペースでしたいですね。徹夜とかは絶対にしたらダメだと思っています。ただ、周りが徹夜をしているときに一人だけ徹夜をしないことが許されなかったり、そういう暗黙の空気ってあると思います。はっきり意見を伝えたり、行動することで波風が立つというか。納得していないけど、選択肢もない状況。
ただ、本当はそこには選択肢があるはずですし、色んな人の意見もあるはずです。日本人って、ものすごくキチンとしている。だから、周りの空気を読んで自分の意見を押し殺してしまう。そのような状況の時、人と議論しないって精神的に楽ですよね。今の言葉でいうと「スルーする」ってすごく簡単なのかもしれません。ただ、私はそこにポジティブなエネルギーが生まれそうな予感があるなら、面倒くさいことにも、ちゃんと正面から向き合って議論したほうがいいなと思うんです。簡単ではないし体力も使うけど、でも幸せってそういうものの先にあると思うんです。
試した数100通り
その先にあったもの
私の仕事では、ちょっと鼻声とか、喉がイガイガするなっていうことが致命傷になります。健康状態がミュージカルなどの仕事においてはクオリティに直結してしまうのです。多忙な中でもクオリティを落としたくない、そんな気持ちから、30代前半くらいに健康法にはまり、教えていただいたことや自分で調べたことなど、これまでに100通りくらいの健康法を試しました。「ごま油うがい」や「塩うがい」、壁にトントン体をつけるとか、ヨガとか。写真は、今愛用している「鼻うがい」です。歌う際に致命傷になってしまう鼻風邪を予防するため、上咽頭の汚れを洗い流せる鼻うがいを対策でやっています。
自分に合った方法を常に探しているので、これからも増え続けると思います。
いろいろな健康法を試した末に思ったことは、本当に大切なのは睡眠と食生活と心の健康だということ。できないことやしんどいときは周りの人に伝えることが大事。そうしたら誰かが助けてくれるんですよね。そのことに最近になってようやく気付きました。
表現者としての思い
自分にできることを最大限に
ファンの方から「パニック障害が治った」「うつ病がよくなった」そんなありがたい声をいただくことがあります。私の仕事は、私自身の「表現したい」という気持ちがモチベーションで、私が全力で表現した歌やお芝居によって、ファンの方たちが勇気付けられたならそんなに嬉しいことはありません。
その反面、私自身が常に気をつけていることは、表現する目的をファンの方達に重ねすぎないこと。それをしてしまうと、私の表現は「本来の自分の内にあるものから、誰かのために全うすべき責任」へと変化してしまいます。
自分が手を伸ばせる範囲を常に意識してお仕事をする。言い換えれば無理をしすぎない。負いすぎない。私が本気で取り組んだ表現を通じて、結果多くの方たちにとって良い刺激となればとても嬉しいです。そのためにも、自分自身のバランスを大切に、一つ一つ取り組んでいきたいと思っています。