ライフスタイリスト

小脇 美里

MISATO KOWAKI

子育ては、8が癒やしで
2が修行です

小脇美里さんからのメッセージ

子育ては癒しと試練の連続

何よりも大切な息子との時間

私の最大の癒し、それは2歳の息子と遊ぶことです。2歳児は周りのことなんて何も気にしないので、私にいきなり「踊って!」と指示を出します。最近は突然電車の中で「ママ、踊って!」と言われ困りました(笑)。子供との遊びは何が起こるか予想ができないので、その間は仕事を忘れて頭が空っぽに。だから息子と遊ぶといつの間にかリフレッシュしてますね。
特にたっぷりと時間を割くのは土日。週末は、普段は経験できないことをさせてあげたいと、いつもと違う遊びをさせてあげます。先日は軽井沢にいき、そこから足を伸ばして長野の戸隠神社に行きました。我が家は都内に暮らしているので、なるべく自然のあるところに連れていってあげたいなと思ってます。これも私にとっては思わぬリフレッシュ効果があって。子どもを優先して遊びに出かけた結果、私一緒にも体を動かして、太陽の光を浴びるので、本当に気分爽快で気がつくと元気になれています。
息子が癒し…と言いつつも、一方で今は2歳のイヤイヤ全盛期。さっきまでご機嫌だったのに急にお皿を投げたり、外出先でひっくり返ったり。思い通りにならないことがほとんど。ですが、そんな日々に母親としても人間としても、癒やされつつも鍛えられていると感じますね。

幸せのシェアしてます

ママ友はよき理解者

ママ友と集まると、息子も遊び相手がいて喜びますし、ママ同士もお互いの子育ての悩みを共有できるので楽になれます。
出産前から友達なのが藤本美貴ちゃん。美貴ちゃんの長女とうちの息子が同じ学年なこともありよく遊びます。美貴ちゃんには5歳になる長男もいて、いつも先輩ママとしていろいろな アドバイスをくれます。私が初体験のことも美貴ちゃんは経験済みなので、こんな時にどうすれば良い?と聞くと、すぐに「答え」が返って来る。だから一人でずっと悩まないで済むんです。
一方で、リアルタイムで同じ悩みを共有しているのが大島美幸(森三中)さん。私の息子も大島家の長男である笑福(えふ)くんも同い年で、生まれた時から一緒なのですごく仲良し。一緒にイベントに行ったり、ご飯を食べたり、旅行に行ったりと、 2歳にしてすでに息子たちは親友のような感じ。二人に負けないくらいよき理解者なのが私と大島さん。妊娠中に仲良くなり、 毎週土日のどちらかに子連れで遊んでいるほど。お互いとても心配性な性格だったり仕事に対する感覚が近いという共通点もあって。話していてとても心が落ち着きます。生まれてからも子育てについての情報交換をしたり、悩みを話したり…本当に大切な存在です。

母親のカタチは人それぞれ

主婦の鏡のような母

働きながら子育てをする日々の中で、母にはたくさん助けてもらっています。うちの母は元々幼稚園の先生で、かつ主婦の鏡みたいな人。例えば、おやつは手作り。いつでも家に帰れば母が待っていてくれるし、夕飯も決まった時間になれば手際よく並ぶ。子どもの頃は当たり前に過ごしていましたが、今思えば完璧、ですよね。いざ自分が母親になってみて、自分はそこまで息子にしてあげられないと悩みました。こんな自分で良いのか…って。
そんな風に悩んでいたときに、母が私にかけてくれた言葉は「働いているあなたを尊敬する」と。今の自分をそのまま肯定してくれた母の言葉で、自信を持つことができました。母は、自分と同じようでありなさいとは一言も言わないし、私にそれを求めていない。それに気づいた時から気持ちが楽になって。最近では、母には母のやり方があるし、私は私らしいやり方でいいんだと思えるようになりました。
私の主婦のスタイルには母の多大なるサポートは欠かせません。そしてこのスタイルが”あり”だということに気づかせてくれたのも母なんです。だから、すべてにおいて感謝しかないです。

涙の一冊

漫画でデトックス

仕事柄、ドラマを見れば「今はこの役者さんが人気あるんだ」と頭にインプット。映画を見れば「ファッションが気になる!」となるのが日常茶飯事。すべて仕事と繋がってしまって漫画に集中できないんです。職業病ですね(笑)。
一方で「漫画で気持ちをリセットすること」もあって。その時は、仕事とはまったく関係のない「泣ける漫画」を読んで涙を流すんです。少女漫画の単行本をひたすら読んで、頭をその漫画でイッパイにする。特に矢沢あい先生の作品が大好きで「天使なんかじゃない」「NANA」「ご近所物語」など色々なシリーズで何度も泣きます。先日は青木琴美先生の「カノジョ は嘘を愛しすぎてる」の最終巻の終わりが良すぎて泣きました。父のために夢を諦めた男の子が、父や周りの愛情で、また夢を追いかけることになったシーンで号泣しました。仲間との友情が最高でしたね。
大人になると泣く機会がぐっと減りますよね?だからあえて意識的に涙を流す行為をすることでデトックスにもなっているのかなと。泣くというのは、副交感神経も優位になるらしくリラックス効果もあるらしいので「感動の涙」を流してリフレッシュするようにしています。

“心配性”の強み

仕事は準備で万全に

仕事のプレッシャーを解決する方法は誰もが持っていると思います。小心者である私の場合の解決法は、「準備をする」こと。人からもよく言われるのですが、仕事に関わらず私はとにかく“心配性”なんです。例えば、仕事で人にインタビューする場合は、その人のことを徹底的に調べて、すべて知っている状態で臨みます。そうすることで、相手となるべく同じ立場で話ができるから、プレッシャーや焦りがなくなります。
また、子どもが生まれてから思うのは、いちばん大切なのは家族であり、「子どもとの生活」だということ。仕事がそれを超えてしまうほどのストレスになるんだったら、極論やめてもいいと考えるようになりました。いちばん大切なものを守れないのであれば、続ける必要はないなって。
でもプレッシャーって裏を返すと、仕事での喜びを得たいと思うからこそ感じるんだと思うんですよね。撮影して可愛い写真が撮れたら、ものすごくテンションが上がるし(笑)会いたかった人を撮影できるとなったらそれはそれでやっぱり嬉しい。自分でデザインしたウエディングドレスを結婚式で着てくれているのを見ると、もうそれだけで泣けちゃいますね。
準備をして、知り尽くせば仕事に対する怖さはなくなるはず。なので、私のプレッシャーへの対処法は、納得いくまで準備をすることかなって思います。やっぱり仕事で得ることができる喜びは、代えがたいものですから。

夫婦のカタチ

1秒のアドバイス

旦那さんは、私以上に仕事が忙しい人です。結婚当初から「基本的にはいないものだと思ってね。」と言われていましたし、もちろん今でも育児に関してのサポートはほぼなしです(笑)。
たまに周りの友人にその話をすると、そんなにやらないのか!?とびっくりされますが、それは私達夫婦のカタチなので、特に私的には問題ないんです。彼の仕事ぶりに関しては100%尊敬していますし、夫婦のカタチは人それぞれですからね。
そんな旦那さんの頼れる部分は「1秒で的確なアドバイスをくれる」ところ。以前仕事で、続けるべきか辞めるべきか悩んでいた時にアドバイスを求めたのですが、とても的確でした。仕事に対してとてもストイックな人なので、彼のアドバイスはストレート過ぎて、言われた瞬間はすごく落ち込みました。でも正論なので、時間が経つと心にしっかり効いてきて、だんだん気が楽になってくるんです。つまりそれってアドバイスとして100点なんですよね。こんなアドバイスはなかなかできない。どんなに困っていても、たった1秒で私をやる気にさせてくれる言葉をくれる人。私にとって旦那さんはいてくれるだけで安心する「最後の砦」です。

PROFILE

ライフスタイリスト

小脇 美里MISATO KOWAKI

高校時代より、読者モデルとして多数の雑誌で活躍。大学卒業後、ウェディングドレス 「heureux de Misato Kowaki」のデザイナー、人気アーティストのスタイリストなど、多岐にわたり活躍。2015年に第一子を出産。出産後は整理収納アドバイザー、アラサー女性向けの新雑誌「4MEEEmagazine」の編集長に就任。“ライフスタイリスト”として、「女性の毎日の生活をちょっとHAPPYにする」をモットーに様々なプロジェクトを手がけている。

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