働く人の過労徴候度セルフチェック
因子について

第1因子:異常な睡眠欲求

「全くなかった」以外に、1つでもチェックのあった方は、慢性的な疲労状態にあることが疑われます。
対策としては、働いている方の場合、仕事による負担がご自身の疲労回復力を大きく超えて非常に高いことが想定されます。職場の管理者や産業保健スタッフ等と相談して仕事量の調整や休む時間の確保を検討してください。

第2因子:胸部等の違和感

「全くなかった」以外に、1つでもチェックのあった方は、心臓や肺に関する疾病、ストレスや不安による症状が疑われます。
対策としては、主治医や職場の産業保健スタッフへの相談が考えられます。症状の頻度が高い場合はすぐに医療機関を受診してください。

第3因子:激しい痛み等の身体症状

「全くなかった」以外に、1つでもチェックのあった方は、脳や心臓に関連する疾病、たとえば、脳出血、くも膜下出血、心筋梗塞や狭心症などが疑われます。
対策としては、症状がひどい場合はすぐに医療機関を受診することをお勧めします。症状がひどくなくても一度、主治医や職場の産業保健スタッフへ相談しましょう。

第4因子:感情の不安定化

「全くなかった」以外に、1つでもチェックのあった方は、非常に強いストレス状態にあることが考えられます。
対策として、最も効果的なのは職場の管理者や産業保健スタッフ等と相談しながらストレスの原因を改善することですが、それがすぐ出来ない場合はご自分の情動をコントロールするために原因になっている出来事から一旦、距離を置くなどの対応を取ると良いでしょう。疲れが溜まるとイライラしてしまうので、仕事が原因でそうなっている場合は勤務後や休日には仕事のことを忘れられるように仕事から心理的に距離を置けるような休み方をお勧めします。

第5因子:脳心疾患関連の症状

「全くなかった」以外に、1つでもチェックのあった方は、脳や心臓に関連する疾患、たとえば、脳出血、くも膜下出血、脳梗塞、不整脈などが疑われます。
対策としては、危険な症状なのですぐに医療機関を受診することをお勧めします。症状がひどくなくても一度、主治医や職場の産業保健スタッフへ相談しましょう。

第6因子:異常な疲労感と眠気

「全くなかった」以外に、1つでもチェックのあった方は睡眠の質が悪化していることが疑われます。2週間以上、夜によく眠れないことが続いたり、それが原因で仕事に支障が出ている場合には医療機関を受診することをお勧めします。
対策としては、医療機関への受診とともに、過重労働や職場の人間関係などの仕事が大きな原因だと思う場合、職場の管理職や産業保健スタッフに相談して働き方を見つめなおすことをお勧めします。

監修者

久保智英

独立行政法人 労働者健康安全機構
労働安全衛生総合研究所
過労死等防止調査研究センター
上席研究員 博士(医学)

守田祐作

独立行政法人 労働者健康安全機構
労働安全衛生総合研究所
過労死等防止調査研究センター
研究員 博士(医学)

こころの耳
厚生労働省