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[事例1-7] 乗り物、エレベーターに乗るのに恐怖感等を感じた公務員の恐怖症性不安障害の事例

概要

発症状況:

 大学生の時に電車に乗るのが怖くて何回か、大学へ通学する途中の駅で降りたことがありましたが、それほど意識せずに過ごしていました。大学卒業後、公務員となった2年後から通勤途中に動悸、めまい、不安などの症状が出現して具合が悪くなることが多くなりました。電車に乗るのが怖くなり、車通勤に変えましたが、渋滞するとやはり同じように動悸、不安、呼吸困難、発汗などの自律神経症状が出現するようになりました。休むわけには行かず、出勤するため職場近くにアパートを借りて、そこから出勤し始めてから何とか乗り越えて体調も戻り、出勤可能となりました。しかし、その6か月後に合同庁舎が高層となり、エレベーターに乗るのが怖く、中に閉じ込められるのではないかという不安、そういった中で自分は気が狂うのではないか、という恐怖感が出現して、出勤前日は寝つきが悪くなり、再度出勤困難に陥ってしまいました。

ICD-10による主要症状:恐怖症性不安障害の主なものに

  1. 1 広場恐怖症
    1.  (1) 雑踏、公共の場、単独行動に恐怖感
    2.  (2) 雑動悸、震え、発汗などの自律神経症状、呼吸困難、胸部不快感
    3.  (3) 現実喪失感、気を失う、気が狂いそう、死ぬのではないかと恐怖感
  2. 2 社会恐怖症
    1.  (1) 社会状況における恐怖感と回避
    2.  (2) 広場恐怖の2の症状に加え、赤面、嘔吐の恐怖、排尿・排便の恐れ
  3. 3 特定の恐怖症
    1.  (1) 広場恐怖の1以外の特定の対象や状況への恐怖と回避
    2.  (2) エレベーター、トンネル、流血、注射、昆虫、爬虫類、嵐

ポイント

対応の留意点:

  1. 1 十分、話を聞いて状況を理解する。
  2. 2 訴えを否定しない。
  3. 3 うつ状態への移行もあり、励まさない。
  4. 4 本人の了解を取り、職場上司、家族へ連絡するかどうか検討
  5. 5 早期に精神科受診